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うつ病

認知行動療法で「うつ思考」から抜け出す

「考え方の習慣」を改める注目の治療法、実施医療機関はまだ少数

 稲垣麻里子=医療ジャーナリスト

「認知療法」と「行動療法」を組み合わせた治療法

認知行動療法とはどのような治療法でしょうか。

 「認知行動療法」は、「認知療法」と「行動療法」を組み合わせた治療法です。認知療法というのは、認知(物事の受け取り方や考え方)に焦点を合わせながら気分や行動を調整して精神疾患を治療する、精神療法の一つです。一方の行動療法とは、お酒を飲み過ぎてしまう、学校に行けない、といった「うつ病に伴って表れた生活に支障を及ぼす行動」にフォーカスし、行動を変えることで悪循環を断ち切り、状況を改善し、結果的に問題となっている感情を和らげるよう働きかける精神療法です。認知行動療法は、頭の中で行われる「認知」と外に出す「行動」の両側面を扱うのです。うつ病に対し、薬物療法に匹敵する治療効果や再発防止効果があることが世界的にも認められています。


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