大腸がんで死ぬリスクを下げる「毎年の便潜血検査」
家族に大腸がん経験者がいる場合は内視鏡検査も
田村知子=フリーランスエディター
早期に見つければ、腹部を切らずに内視鏡で治療できる
大腸がんを早期に発見するには、どのような検査が有効でしょうか。
まずは、職場の健康診断や自治体の大腸がん検診などで実施されている「便潜血検査」を受けておくとよいでしょう。腸管にがんやポリープができていると、便が通るときにこすれて出血しやすくなります。そこで、便を採取して微量の血液が混ざっていないかを調べるのが、便潜血検査です。便の中に血液を検出すると陽性になります。