男性も注意! 飲酒、喫煙、高血糖は骨粗鬆症のリスク
生活習慣病と骨折との密接な関係が判明
聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト
カルシウム不足だけでなく運動不足や生活習慣病もリスクに
骨粗鬆症は自覚症状がないようですが、治療しないで放置しておくとどうなりますか。
骨粗鬆症は、骨密度(*1)が低下することで、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。骨密度は、加齢に伴い減っていく傾向があります。高齢化を迎え、骨粗鬆症を背景に骨折をする人は80~90歳代の高齢者を中心に増え続けています。病気もなく元気だった人が、転倒などでいきなり寝たきりの状態になってしまうこともあり、家族だけでなく、医師や看護師など医療従事者の負担も増大し、社会的な問題となっています。