「口すぼめ呼吸」で息苦しさが楽になる!
包括的な呼吸リハで生活の質を向上
聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト
自宅での呼吸ケアが成功のカギ
呼吸の仕方を変えることで、COPDの症状が治まるのでしょうか。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)が進行すると、空気を吸う機能が低下し、息を上手に吐けなくなり、坂道や階段で息切れを起こしやすくなります。浅い、速い、息苦しい呼吸を、深く、ゆっくりとした呼吸に変える必要があります。医療機関では、呼吸理学療法の一環として「口すぼめ呼吸」を指導します。具体的には、次の4点がポイントとなります。