増える「女性の薄毛」、主因は栄養不足!?
男性とは異なり、頭髪全体が薄くなる「びまん性脱毛症」が大半
聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト
早期に対策すれば男性よりも改善しやすい
「薄毛」というと男性がなるものというイメージなのですが、女性で悩んでいる人も多いのでしょうか。
ここ10年ぐらいで、急激に増えています。女性も社会に出て男性並みに仕事をするようになってきたことで、ストレスが増え、偏った食事や睡眠不足など生活習慣が乱れた女性が増えたことも関係していると思われます。薄毛の主な原因は、発毛に必要なたんぱく質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養不足によるもので、毛母細胞の活動が低下して起こります。最近では若い女性が過度のダイエットを行ったことで、薄毛になる人も多いのです。食生活だけでなく、エストロゲンが減少することで、相対的に男性ホルモンであるテストステロンの働きが強く出てしまい、男性化することも薄毛の原因の一つです。
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