美白化粧品で「老け顔」を予防する
紫外線による肌ダメージを毎日のケアで解消
聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト
紫外線によるシミやシワ、たるみなどの肌の老化を防ぐために、日焼け止め剤とセットで使いたいのが美白化粧品だ。即効性はないが、皮膚に蓄積したダメージを少しずつ解消する効果が期待できる。日焼け止め剤と同様に、紫外線の多い時期だけでなく、一年を通して日常的にケアすることで5年後10年後の見た目年齢に大きく差が出てくるという。外で活動することが多い男性も気に掛けたい、化粧品による紫外線対策について、よしき皮膚科クリニック銀座(東京都中央区)院長の吉木伸子医師に聞いた。シミと紫外線の第1回は「老人性?炎症性? 気になるシミのタイプ別治療法」、第2回は「シミやシワ、たるみの目立つ『老け顔』の原因は紫外線」。

よしき皮膚科クリニック銀座(東京都中央区)院長
Q 仕事は外回りで、ジョギングやゴルフをすることも多く、一年を通して毎日のように日に当たっています。日焼けして黒くなることは気になりませんが、最近、シミが目立つようになって、年齢よりも上に見られることが多くなりました。男性でも化粧品でケアしたほうがよいですか。(51歳・男性)
A 紫外線によるダメージで一番怖いのは老化です。無防備に紫外線に当たり、まったく手入れをしない場合、シミだけでなくシワやたるみもできやすくなり、実年齢よりも老けた印象になります。また、皮膚がんのリスクも高まります。紫外線によるダメージは日々蓄積されるので、毎日意識的にケアすることが、見た目年齢を若く保つために重要なのです。男性であっても外で活動することが多い人は、「化粧品は女性のためのもの」と思い込まずに、毎日のケアとして取り入れることをお勧めします。
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