厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」によると、日本国内で「肩こり」の自覚症状がある人は約1200万人。運動不足、ストレス、パソコンを使って同じ姿勢で仕事をするといった生活スタイルの変化で、肩こりで悩む人は年代を問わず増えている。慢性痛に対する神経ブロック注射に加え、慢性の肩こりの原因として最近注目されている「トリガーポイント」にアプローチするトリガーポイント注射と、トリガーポイントが高率に存在する筋膜の癒着をはがす「エコーガイド下筋膜リリース」について、いがらし整形外科スパインクリニック(東京都渋谷区)院長の五十嵐環医師に聞いた。