男性不妊の場合の高度生殖医療の最新事情
受精させる技術はここまで進んだ
聞き手:稲垣麻里子=医療ジャーナリスト
国内の体外受精児の出生数は年間3万人を超え、日本は症例数、技術ともに不妊治療大国として世界トップの座を走り続けている。ただ、体外受精、顕微授精などの高度生殖医療(ART)は高額で保険適用されていないため、負担も大きい。女性対象のみだった不妊治療の助成制度が男性に対しても検討が始まり、男性不妊の高度生殖医療についての可能性も広がりを見せている。男性不妊のARTの現状について、リプロダクションクリニック大阪CEOの石川智基医師に聞いた。 ・・・