ペプチド
ぺぷちど、peptide
肉、乳製品、大豆などのたんぱく質が分解される過程でできる、アミノ酸が数個、鎖状につながった構造をしているもの。アミノ酸に比べ、体内への吸収が早いので、アミノ酸の補給源として有用性が高く、スポーツ栄養やダイエット食品に配合されている。ペプチドの一部はペプチドのままで体内に吸収されて多様な健康機能を発揮する。原料のたんぱく質の違いにより、ホエイ(乳清)ペプチドや大豆ペプチドなどがあり、生活習慣病などに対する有効性などの検証が進められている。例えば、大豆ペプチドはコレステロールを下げる作用があり、脳疲労を回復する効果の確認も進んでいる。ホエイペプチドには高めの血圧を下げて血圧を安定させる作用のほか、大豆ペプチドと同等の脂質低下作用があるという動物試験の報告もある。