タマネギ
たまねぎ、onion
学名Allium cepa。中央アジア原産のユリ科植物。海外では紀元前から食され、日本には明治時代に渡来した。食用にされるのは鱗茎(りんけい)という、厚い葉が何枚も重なった部分。強い辛みと香りがある。辛み成分のアリインはイオウ化合物で、血液の流れを良くし、血栓の形成を抑える。アリインは、加水分解されて強い臭いを持つアリシンに変わる。外皮を中心に抗酸化作用が強いフラボノイドのケルセチンが多く含まれている。タマネギ抽出物を摂取して、血圧が低下したというデータがある。また、ケルセチンを多く含む品種のタマネギを摂取して手の血流が増えたというヒト試験の報告がある。