センナ
せんな、senna
学名Cassia acutifolia。インドやアフリカで栽培されているマメ科植物。葉や実に、薬用成分のセンノシドが多く含まれており、日本では医薬品扱いのためサプリや食品への配合は禁止されている。日本で売られている「センナ茶」は、センナの茎をお茶にしたもの。センノシドは、①腸への水分流入を高めて便を軟らかくする、②腸内細菌によって腸を刺激する物質に変わる、という二つの働きで便秘を解消する作用がある。常用すると脱水症状を起こしたり、体のミネラルバランスが崩れる恐れがあるので、連用は10日までにとどめたい。
葉が番瀉葉(ばんしゃよう)と呼ばれる生薬で、便通改善作用は下剤として知られる大黄(だいおう)より強いといわれている。妊娠中、授乳中、月経中は使うべきではない。