スルフォラファン
するふぉらふぁん、sulforaphane
一般には、体内で解毒酵素を誘導する硫黄化合物、スルフォラファン・イソチオシアネートを指す。ブロッコリーやキャベツ、ダイコン、ワサビといった、アブラナ科の野菜特有の辛みやにおいのもととなる硫黄化合物が、切断や咀しゃく、消化吸収の過程でスルフォラファンに変化する。スルフォラファンは、発がん物質の解毒酵素を活性化する働きや抗酸化作用を持つ。特に、ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)では、解毒酵素を活性化する作用が、成長したブロッコリーの20~50倍とされる。ほかに、抗ピロリ菌作用も確認されている。