脂質
ししつ、fat
生命の維持に欠かせない栄養素。体内の脂肪(中性脂肪)や脂肪酸、細胞膜に含まれるリン脂質、リポタンパク質(LDLコレステロール、HDLコレステロール)などの総称。脂質は、体内で脂肪酸や脂質に溶けている脂溶性ビタミンやカロテノイドの供給を助け、エネルギー源として体内の脂肪組織に保存されている。また内臓を外部からの衝撃から守るためのクッション的な役割を持ち、適度な体温を保つ働きも持つ。とりすぎは肥満、生活習慣病の原因にもなるので、摂取過剰には注意が必要。「日本人の食事摂取基準(2010年版)」での成人(18歳以上)1人当たりの1日の目標量は、男女ともに18~29歳は総エネルギーの20%以上30%未満。30歳以上は20%以上25%未満。