黒糖
こくとう、brown sugar
サトウキビを皮ごと搾り、その汁を煮詰めて固めたもの。黒砂糖のこと。精製した白砂糖の糖分が99%なのに対して、黒糖に含まれる糖分は約90%で、残り10%にカリウムやカルシウムといったミネラル分、血糖値や中性脂肪値の上昇を抑える黒い色素成分「コクトオリゴ」、オリゴ糖の一種「ラフィノース」などが含まれる。黒糖を1日5gずつ1週間とったところ、善玉菌のビフィズス菌が増え、お通じが改善したという研究報告がある。
薬膳の食材として用いる。体を温めて「血」のめぐりを良くし、痛みを取る作用があることから、月経痛や産後の冷えに良いとされている。