コーヒー豆マンノオリゴ糖
こーひーまめまんのおりごとう、mannooligosaccharides from coffee mannan
コーヒーを抽出した後のコーヒー豆に含まれるマンナンを、熱加水分解したときに生成するオリゴ糖。人の消化酵素ではほとんど分解されず、大腸内で腸内細菌の代謝をうけて短鎖脂肪酸が産生、腸内は酸性に傾き、善玉菌が増える。こうした腸内細菌叢の改善作用などにより、排便回数や便量を増やすといった整腸作用を持つ。食事でとる脂肪の吸収を抑えることもわかっている。また、短鎖脂肪酸の一種であるプロピオン酸には肝臓での脂肪の合成を抑制する働きがあると考えられている。このため、コーヒー豆マンノオリゴ糖を含んだ商品が「ビフィズス菌を適正に増やして腸内環境を良好に保つので、お腹の調子に気を付けている方に適する」「体脂肪が気になる方に適する」というトクホ(特定保健用食品)表示の許可を取得している。