日経グッデイ

サプリメント事典

高麗ニンジン

 学名Panax ginseng。ウコギ科の薬用植物。ジンセン、チョウセンニンジン、薬用ニンジン、オタネニンジンなどとも呼ばれ、疲労回復、免疫力向上に役立つ滋養強壮サプリメントとして、米国では定番サプリの一つ。血管拡張作用や赤血球の変形能を高める作用も持ち、冷え性のほか、更年期障害にもいいとされる。糖尿病にもいいとされる一方で、インスリンの作用を強める可能性があるので、注意してとる必要がある。コーヒーなどのカフェインと一緒にのむと、作用が強くなり、血圧が高くなったとする報告がある。高血圧の人は避けたほうがいい。医薬品との相互作用があるので、薬を服用している人は注意が必要。ちなみに、日常的に食用として摂取するニンジンはセリ科の植物。サプリメントに利用されるものとは種類が違う。このほか、シベリアニンジン(エゾウコギ)、アメリカニンジンという種類のニンジンもサプリメントに加工される。

 生薬名は人参(にんじん)。体のエネルギーである「気」を補う生薬の代表格で、疲労感、食欲不振、慢性の下痢、動悸(どうき)・息切れなどに用いられる。補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、六君子湯(りっくんしとう)、帰脾湯(きひとう)など、「気」や「血」を補う漢方薬に配合されている。発熱時、高血圧、のぼせ、ほてりなどがあるときには用いない。