カモミール
かもみーる、chamomile
学名Matricaria recutita。医療用ハーブとして古くから利用されているヨーロッパ原産のキク科植物で、ドイツでは医薬品扱い。語源はギリシャ語で「地上のリンゴ」。カモミールはフランス語の読みで、オランダ語の読みからカミツレとも呼ばれる。花が開ききる前に摘んで乾燥させたドライハーブをハーブティーとして楽しむほか、精油も商品化されている。興奮を鎮める鎮静作用、眠りを促す催眠作用といったリラックス効果があり、下痢や便秘を改善するとされる。粘膜や皮膚の炎症を鎮めて痛みを和らげる消炎鎮痛作用もあり、カゼの初期ののどや鼻の痛み、アトピー性皮膚炎にいいとされる。乾燥肌やかゆみ、口臭の予防にもいいと考えられている。