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「言い訳」から読み解く、ダイエット成功のコツ

太っていた頃の私は「言い訳」ばかりでした

座っていた便座が割れた! 漫画家・わたなべぽんさん直伝のダイエット術

 北村昌陽(きたむら まさひ)=科学・医療ジャーナリスト

ダイエットは、どんな自分でいたいのかを見つめること

 あと、これもスリム美人さんを観察して気付いたことですが、彼女たちは自然に、ちょっと先のことを考えて行動しているような気がします。この先もスリムでいるためにジョギングしようとか、顔にシミができないようにスキンケアしようとか。ちゃんと自分のことを大切にしている感じがあるんですね。

 一方、おデブだったときの自分は、目先のことばかり。おいしいものがあれば食べたい。太っちゃったから今すぐやせたい。でもつらいことはイヤ…。自分のことが好きじゃないし、自信がないから、先のことなんて考えられないのです。

スリムな人はとにかく前向き。ダイエットを成功したことで生き方がいろいろな方向に広がったようだと著者。『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』(KADOKAWA)より。
スリムな人はとにかく前向き。ダイエットを成功したことで生き方がいろいろな方向に広がったようだと著者。『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』(KADOKAWA)より。
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 ──自分のことをどう思っているかが、行動の違いに現れるわけですね。

 食べ方や生活の仕方の根本には、その人のものの考え方、人生観みたいなものがあると思うんです。ダイエットは単にやせるだけではなく、どういうふうな自分でいたいのか、と向き合うきっかけだったと思います。

 スリム美人になりきる生活を通して、やせただけじゃなくて、歯の治療をきちんとしようとか、憧れだったジャズボーカルを習おうとか、生き方がいろいろな方向へ広がり始めました。ウォーキングも続けていますが、これもダイエット目的だけでなく、体を動かすことが純粋に楽しくなってきたから。こんな前向きな言葉が自分の口から出てくるなんて、2年ちょっと前までは想像もできませんでしたね(笑)。

 私は今でも、自分をおデブ代表だと思っています。太っていた頃の自分の考え方をベースにして、スリム美人さんとの違いを探すことで、すてきな生き方をするためのヒントをいっぱい見つけることができた。そこは忘れないようにしたいです。

 ──では最後に、今ダイエットに悩んでいる読者に向けてメッセージをお願いします。

 太りたくて太った人はいません。自分を好きになれないのはつらいことだけど、それは「好きになりたい」という気持ちの裏返しだと思うんですね。勇気を持って自分を見つめてほしい。そして、自分を好きになるためのアクションを起こしてください。必ず変われますから。

わたなべぽん さん
漫画家
山形県出身。第6回コミックエッセイプチ大賞・C賞を受賞しデビュー。成人男性向け商品を取り扱う古本屋の店長を勤め、その経験をコミカルに描いた『桃色書店へようこそ』シリーズが代表作。2012年、ダイエットの顛末を描いた『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』(KADOKAWA)が大ヒット。続編も2冊出版され、3冊累計で27万部を超えている。

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