がんの中でも早期発見が難しく、9割以上の患者が診断から5年以内に命を落としてしまう「膵臓がん(膵がん)」。膵臓がんは「怖い病気」の代名詞的存在ではあるものの、これまでは見つけることができないと考えられてきた「ステージ0期」での診断が可能になってきている。ステージ0期で発見できれば転移前に手術が可能で、生存率は極めて高い。本特集では、膵臓がんの早期診断法の確立に尽力している東京女子医科大学消化器内科准教授の菊山正隆氏に、膵臓がんが恐れられる理由や膵臓がんになりやすい人の特徴、膵臓がんの早期発見のために知っておきたい検査などについて詳しく聞いていく。
東京女子医科大学消化器内科准教授