知っておきたい糖化を進める食品、抑える食品、そして「NGな食べ方」
第3回 調理法は「蒸す・ゆでる」がお勧め 食後の「ちょこまか運動」も効果的
柳本操=ライター
ここまで、食事から取り込むAGEsを減らす方法について聞いてきましたが、これらを実践するとどうなるか、という研究はありますか。
山岸 食事からのAGEsを減らす工夫(調理温度を低くする、調理時間を短くする、水を使った調理をする、レモンや酢など酸性成分を使用する、など)により、食事に含まれるAGEsの量を半分から3分の1に制限することによって健康状態がどのように変わるかを調べた、560人、17の研究を解析した海外の報告があります(*2)。