糖化は感染症の重症化や脳の老化にも関わる リスクが高い人の特徴は?
第2回 新型コロナ感染症やアルツハイマー病にも影響を与える「AGEs」
柳本操=ライター
チェックリストに多く当てはまる場合、医療機関などで糖化の度合いを調べる方法はありますか?
山岸 まず、炎症の有無を調べる指標として、「CRP検査」というものがあります。CRP(C-リアクティブ・プロテイン)は、体内に炎症が起きると血液中に現れてくるたんぱく質の一種です。最近、かなり高い感度でCRPを測定できるようになってきました。この数値が高い人は、AGEsがたまっていて慢性的な炎症が起こっている可能性があります。CRP検査ができるかどうかは、かかりつけ医に相談してみてください。