腰痛の撃退にはこれ! 仙腸関節をゆるめる「テニスボール体操」
第2回 背骨と土台のクッション機能を回復させる生活術とは
田中美香=医療ジャーナリスト
まず、立ち方については、「前かがみが良くないので、後ろ側(背中側)に重心をかけることが必須です」と酒井さんは言う。下図のように、体の後ろ側の4点(後頭部・肩甲骨・お尻・かかと)が直線になるように立ち、重心の3割を前方に、7割を後方にかける立ち方だ。前かがみが癖になった人はひっくり返りそうになるかもしれないが、このバランスに慣れると椎間板にかかる圧は弱くなり、腰痛も改善が見込める。