老化スピードの個人差なぜ? 30歳の差も 抗老化研究の最新事情
第1回 120歳まで健康寿命を延ばせる時代も近い!?
福島安紀=医療ライター
「デンマークの一卵性双生児を対象にした研究などから、老化に対する遺伝の影響は15~25%で、残りの75~85%は生活習慣や環境によって変わることが分かっています。つまり、遺伝より、食事や運動などの生活習慣や、光への当たり方などの環境のほうが老化への影響は大きく、自分の努力次第で老化の進行のスピードを緩やかにし、実年齢より生物学的年齢を若く保つことは可能ということです」と早野さんは指摘する。どんな生活習慣や環境が老化を促進するのかについては、改めて第2回、第3回で解説する予定だ。