長引くマスク生活で、多くの人が「頭痛」や「肌荒れ」「耳が痛い」といった不調を感じています。『日経ヘルス』の読者調査では、7割以上の人がマスクによる何らかの不調を感じているという結果に。不調の種類によっては、マスクの素材の選び方やセルフマッサージで、簡単に改善することもあります。今後もうまくマスクと付き合っていくために、まずは原因を知り、不調を撃退しましょう! 第1回では、読者調査でダントツに多かった耳の痛み、そして頭痛に関する対策を紹介します。
『これで解決! マスク不調』 特集の内容
- 第1回耳の痛み、頭痛… 「マスク不調」を簡単セルフケア!←今回
- 第2回マスク不調 たるみと口臭は「顔トレ」、肌荒れはこまめな取り替えと保湿
- 第3回鼻出しはダメ? 2枚重ねは? マスクの疑問大解決!

マスクが欠かせない生活となり、1年以上が経過。日経ヘルスが2021年1月~2月に実施したアンケートによると、7割以上の人が「耳の痛み」や「肌荒れ」など、「マスクによる何らかの不調を感じている」と回答した。

対策として多かったのは、「人がいないところでマスクを外して深呼吸する」「素材にこだわってマスクを選ぶ」といった回答。一方で「これまで経験したことがなく、どう対処したらいいのかわからない」という声も。
そこで今回は、多かった5大悩みに関して専門家に取材。簡単なセルフケアを紹介する。

マスク不調【1】耳の痛み ひもの素材とつけ方を見直そう
原因
小さすぎたり、細いひものマスクだと、耳にかかる圧が一部分に集中して、痛みの原因に。
対策
圧が分散されるよう設計された太いひものマスクを。つけ方の工夫でもある程度改善可能。
悩み1位で、3割以上が悩んでいる「耳の痛み」。まず見直したいのが、マスクのひもの太さだ。細いひもは、マスクの圧を小さな面積で受けることになるため痛みを感じやすい。
また、顔のサイズに対して小さなマスクを選んでしまっていることも原因。さらに、つけ方にもポイントが。ユニ・チャームが提唱する下の装着法を試してみよう。
