今年こそやせたい! 夏に向けて減量したい――とは思うものの、「なかなか気持ちが乗らない」「頑張れない」という人も多いでしょう。ダイエットで大事なのは長く続けること。特集では、ずぼらな人でも続けられる、「手間も時間もかからないダイエット」を紹介します。
第1回で紹介するのは運動、誰もが手軽に取り組める効果抜群のウオーキングです。日常をダイエットタイムに変える、それが「腹凹ウオーク」。カンタンなのに、おなかのインナーマッスルを鍛えることができて引き締まり、代謝もアップします! ずぼらさんはもちろん、忙しくて運動する時間がない人にもお薦めです。
『ずぼらダイエット』 特集の内容
- 第1回おなかを凹ませるだけ! 1分「腹凹ウオーク」で代謝効率アップ←今回
- 第2回ダイエットおやつの大本命! チョコレート vs チーズの食べ方
- 第3回お酒好きでもやせられる! 太らないお酒の飲み方
フーッと口から息を吐いておなかを凹ませる、「ドローイン」は、おなかの引き締めに欠かせないインナーマッスルを鍛えられる体幹トレーニングだ。そのドローインをした状態で歩くのが、この「腹凹(はらへこ)ウオーク」。
考案した国際医療福祉大学の屋嘉比章紘さんによると、「下腹を凹ませると、おなかをコルセット状に覆う腹横筋などのインナーマッスルが収縮する。その状態を保ったまま歩くだけで、通常の歩行に比べて運動強度が上がり、代謝も促進される」。

実際、実験では「平均17%、最大55%も代謝効率が上がった人もいた」と、屋嘉比さん。体幹が安定することから姿勢がよくなり、腰痛も改善するという。おなかを凹ませて歩くだけで、そんなに効果があるなら、やらない手はない!
まずは30秒~1分ずつ、普通の歩行と腹凹ウオークを交互に行って歩いてみよう。速度は人と会話ができるペースでOK。慣れてきたら徐々におなかを凹ませている時間を延ばして、歩幅も広げると、おなかの引き締め効果も代謝効率もより上がる。

※最大酸素摂取量は、体重1kgにつき1分間で摂取した酸素量。(データ:理学療法科学;32,2,307-311,2017)