「γ-GTP」だけ見ていては見逃される、肝臓の危険なサインとは?
第1回 お酒を飲まない人にも忍び寄る 肝臓の異変をキャッチする方法
田中美香=医療ジャーナリスト
腹部エコー検査では、肝臓の形や、脂肪・腫瘍の有無が分かる
肝臓病を疑うときや、肝臓の状態をチェックする際に、血液検査とともによく行われるのが「腹部エコー(超音波)検査」だ。腹部エコーは画像検査の1つで、お腹にプローブと呼ばれる機器を当ててなでるように動かし、得られたモノクロ画像をモニターに映し出すもの。CTやX線と違って放射線被ばくの心配がなく、短時間で済み、痛みもなく体への負担が少ないのが強みだ。