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老化研究の最先端をビジネスに

【PR】人生100年時代、健やかに生きる最新科学

「第1回プロダクティブ・エイジング コンソーシアム国際シンポジウム」オンライン開催レポート

世界が注目する老化制御研究──老化細胞除去治療、老化制御成分NMNに注目

 第3部では「老化制御研究の最前線」をテーマに3人の外部講師が登場。

奥村 康教授
順天堂大学医学部 免疫学特任教授

 免疫学の第一人者・順天堂大学医学部免疫学の奥村康特任教授は、加齢に伴い低下するNK細胞の重要性について紹介した。体を守る免疫細胞にはNK細胞などが働く自然免疫とB細胞などが働く獲得免疫の2種があるが、老化制御の鍵となるのがNK細胞だという。「NK細胞の活性が高いとかぜやウイルスの感染、がんのリスクが低くなるほか、長寿の人ほどNK活性が高いことが分かっている。しかしNK活性は加齢やストレスなどが原因で低下する。NK活性を保つためには、腸を整える乳酸菌や老化制御成分NMNの摂取も有効といえる。また、NK活性は日内変動するため、生活リズムを整えることも大切」と述べた。

Terence O‘Rorke氏
LGC社サイエンスグループ事業開発部長

 続いて、英国LGC社サイエンスグループ事業開発部長のテレンス・オローク氏が、同社が運営する「インフォームドチョイス/インフォームドスポーツ」と呼ばれる国際的なアンチ・ドーピング認証制度の重要性について発表。近年、世界のスポーツ界のドーピング検査では、スポーツサプリメントに含まれた禁止物質が原因で陽性になるケースが増えている。「LGCでは、WADA(世界アンチドーピング機構)が定める230の禁止物質や汚染物質について、原料から製造過程まで厳正な認証テストを実施し、一般に情報を公開している。年々サプリメント産業が拡大する中、アスリートのキャリアやスポーツだけでなく、一般の利用者の健康を守ることに貢献している」と報告した。

中神 啓徳寄附講座教授
大阪大学大学院 医学系研究科 健康発達医学寄附講座、日本抗加齢医学会理事

 最後に登場した、日本抗加齢医学会理事・大阪大学大学院医学系研究科健康発達医学の中神啓徳寄附講座教授は、健康寿命を伸ばすと注目のNMNの研究について紹介。「NMNは、エネルギー代謝に必要な成分で加齢によって減少するNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)の中間代謝物質。NMNをとると、NADの量が増え、長寿遺伝子(サーチュインファミリー)が活性化することが分かっている」と話した。フレイルに対する国内初の臨床試験の経過報告も行い、「フレイル傾向の糖尿病の男性(平均80.9歳)がNMNを6カ月摂取したところ、握力や歩行スピードなどフレイル症状の改善傾向が確認された」と報告した。

 また近年、抗老化治療として注目されるのが、分裂を停止して悪さをする老化細胞を取り除くことで若さを取り戻そうとする老化細胞除去療法(セノリティック・セラピー)だ。「老化細胞から炎症性物質が出ることで、組織全体の老化を加速させることが明らかになり、老化細胞の除去が老化抑制に有効と考えられている。我々も老化T細胞を除去するワクチンを開発中で、肥満マウスを使った実験では老化T細胞の減少や血糖値の低下を確認した」と述べた。

企業によるスポーツ支援──オリンピックメダリストからプロダクティブ・エイジングを学ぶ

 第5部では、PAC参加企業がスポーツ支援活動について報告。支援活動で培われた最先端の技術や知見が、様々な形で人々の健康づくりや健康寿命延伸に生かされていることが示された。

 明治研究本部乳酸菌研究所栄養機能研究部栄養機能G グループ長の三本木千秋氏は、近年拡大するプロテイン市場について同社の「ザバス」の変遷と併せて触れ、筋量維持の重要性について説明。「筋肉は、肥満予防や脳機能ほか健康維持増進に大切な役割を果たす。運動の有無に限らず日々のたんぱく質摂取は筋肉量の増加に有効である」と最近、国立健康・栄養研究所と共同研究し発表したメタアナリシス研究を紹介した。

 島津製作所コーポレート・コミュニケーション部広報グループグループ長の榎本晋虎氏は、世界大会開催を支える最新の分析技術を紹介。アスリートの健康状態や感染症の検査、アンチ・ドーピング検査技術のほか、整形や心疾患などを検査する移動可能なレントゲンシステムなどに触れた。

 続いてオリエンタル酵母工業管理本部経営企画部主任の中村茂博氏から紹介されたのは、フェンシング男子サーブルでアスリート社員の宮山亮選手。「試合の遠征・合宿に必要な資金などの支援を受け、フェンシングに100%集中できる環境にある」と宮山選手。続いて紹介された女子サーブルでスポンサー契約をしている江村美咲選手も、「怪我時のケアをはじめ金銭的・精神的なサポート、社員の方のあたたかい応援が力になっている」と述べ、それぞれが全日本選手権の優勝、オリンピック出場権や金メダル獲得への抱負を力強く語った。

 後半に注目を集めたのが、ローマオリンピック(1960年)競泳男子800m自由形リレー銀メダリストの石井宏氏を迎えた対談。石井氏は競技人生をリタイアしたのち、共同通信の記者を経て、日本大学常務理事、福祉専門学校理事長を務めるなど、人生の面でも多彩なキャリアチェンジを経験。現在80歳超とは思えない、いきいきとした表情の石井氏を前に、「いまだに水泳も現役で、スピードも衰えず、長い距離を泳いでいらっしゃる。まさにプロダクティブ・エイジングの体現者」とPAC代表山名氏は称賛した。

石井 宏氏
1960年ローマオリンピック競泳男子800m自由形リレー銀メダリスト

 現代と昔のスポーツ選手の健康意識の違いについて、「現代は科学・医学・栄養学をふまえた合理的なトレーニングが行われ、選手寿命も延びている。60年代はまだまだ原始的な練習が中心で体を酷使したが、その甲斐もあって今も健康を保てている」と石井さん。前向きに歳を重ねる秘訣について聞かれると、「肺活量を鍛えるために32歳からジョギングを始め、以来、週6日有酸素運動を無理なく楽しむようにしている。また、表情を若々しく保つために顔と首まわりの運動を毎日行っている」と笑顔で回答。目や耳、舌、手首を使った独自の運動法を披露し、視聴者を惹きつけた。

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