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MEDICAL CARE 良い肥満、悪い肥満

 肥満は様々な病気につながる“悪いもの”というのが常識だったが、最近は健康に悪影響を及ぼさない「良い肥満」もある、という研究が注目を集めている。どのような肥満が「良い肥満」なのか、自分が「良い肥満」かどうか判断する方法はあるのか、など気になることは多い。

 一方で、「悪い肥満」の代表例ともいわれる「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」が、認知症やがん、心疾患など怖い病気へとつながっていくメカニズムについても明らかになってきた。こうした「良い肥満」と「悪い肥満」について詳しい、慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科の教授である伊藤裕さんに、健康長寿を実現するために、目指すべき体形について解説していただこう。

伊藤裕(いとう ひろし)さん 慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授
伊藤裕(いとう ひろし)さん 1957年、京都市生まれ。1983年京都大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科博士課程修了。ハーバード大学医学部、スタンフォード大学医学部にて博士研究員、京都大学大学院医学研究科助教授を経て、2006年から現職。元日本内分泌学会代表理事、日本高血圧学会理事長。専門は糖尿病血管合併症、高血圧、再生医学、抗加齢医学と多岐にわたり、“内臓のプロフェッショナル”として活躍。メタボリックシンドロームと糖尿病などの生活習慣病、心臓病、慢性腎臓病、脳血管障害の関連を明らかにした「メタボリックドミノ」を世界で初めて提唱する。主な著書は『幸福寿命』『「超・長寿」の秘密』『ホルモンにふりまわされない私になる!』など多数。

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