実録・新型コロナにかかった医師 集中治療室からの生還
第2回 CT画像で肺が“真っ白”に… 回復しても息切れの後遺症が残る
日経Gooday編集部
A医師が処置を行った患者は、あとになって新型コロナウイルスの感染が判明した。また、その処置から5日後、A医師は40℃近い高熱を出す。
「A医師は、自宅で高熱を出し、悪寒で震えていました。しかし当時は、PCR検査を受ける目安は『37.5℃の発熱が4日以上続くこと』とされていて、総合病院で呼吸器内科医として働いて、患者さんから感染している可能性が高いとしても、そのルールは変えられず、自宅で自主的な隔離生活が続きました」(大谷さん)