タフな足腰には「強い骨」が不可欠 骨折リスクは今から減らせる
第1回 骨の強さを決めるのは「骨密度」が7割、「骨質」が3割
伊藤和弘=ライター
「運動不足」「低体重」「カルシウム不足」は骨を弱くする!
骨量・骨密度は、「加齢」や「閉経」のほかに、生活習慣からも大きな影響を受ける。主なものは、「骨の材料となるカルシウムやたんぱく質などの不足」「運動不足」「低体重」「タバコ」「大量飲酒」だ。さらに「糖尿病」や「遺伝的素因」も関係しており、これらの因子を持つ人は骨粗しょう症になるリスクが高いことが、疫学研究で判明している。