大腸がんの便潜血検査と内視鏡検査、どっちがいい? 何歳で受ける?
第2回 各検査のメリット・デメリットを知っておこう
田中美香=医学ジャーナリスト
「まずは便潜血検査、引っかかったら大腸内視鏡検査」が基本
最後に、大腸がん検診は何歳から受ければいいのか、その目安について触れておこう。
大腸がんは高齢になるほどかかりやすいが、増加し始めるのは50代あたりから。そのため自治体の大腸がん検診では、少し手前の「40歳から」とされるのが一般的だ。40歳からは必ず年1回、便潜血検査を受け続けてほしい。