家やオフィスで座りっぱなしの生活が続くと、腰痛や肩こりなどに悩む人は多いだろう。だが長時間の「座りっぱなし」には、もっと大きなリスクが潜んでいる。「長時間ゴロゴロ」あるいは「いすやソファに座りっぱなし」の生活を送っていると、肥満や糖尿病、心臓病、がんなどを発症するリスクが高まり、ひいては寿命が短くなるというのだ。本特集では、「座りっぱなし」が引き起こす恐ろしい健康被害と、それを解消する秘訣を探っていく。
早稲田大学スポーツ科学学術院教授

1999年早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程を修了。1999年より早稲田大学人間科学部助手、2001年より日本学術振興会特別研究員(PD)、2004年より東京都老人総合研究所(現・東京都健康長寿医療センター研究所)介護予防緊急対策室主任を経て、2006年より早稲田大学スポーツ科学学術院に准教授として着任、2012年より現職。