「座りっぱなし」3時間で余命が1時間縮む!?
第2回 死亡、肥満、糖尿病、心臓病、がん…「座りすぎ」は万病のもと
梅方久仁子=ライター
同じくオーストラリアで、自己申告による「座りっぱなし」の時間と、死亡リスクの関係を調べた研究(*3)もある。第1回の冒頭でも紹介したが、45歳以上の男女約22万人を3年近くにわたり追跡した結果、座っている時間が4時間未満の人と比べて、11時間以上の人では4時間未満の人の1.4倍になることが分かった。4時間未満、4~8時間、8~11時間、11時間以上という4つのグループで、「座りっぱなし」の時間が1段階上がるごとに総死亡率が11%ずつ高くなるという結果も示された。