全身の病気を映し出す「眼底検査」、受ける人が急減した理由とは?
第2回 眼底検査で眼の病気を早く見つければ、健康寿命は延びる
田中美香=医療ジャーナリスト
40歳を過ぎたら、一度は眼底検査を受けよう!
今回は、眼底検査で見つけることのできる、主な病気を紹介した。平塚さんらが行った研究によると、眼科の検診を受けることで、失明する人を約36%も減らすことができるという(*3)。「見えやすさを維持すれば、要介護になるリスクを減らせます。それが健康寿命を延ばすことにもつながるのですから、ぜひ眼底検査は積極的に受けてほしいと思います」と平塚さんは話す。