正月明けのこの季節、多くの人が抱く悩みといえば、年末年始の食べ過ぎと運動不足、そしてお腹にポッコリついた「内臓脂肪」ではないだろうか。「内臓脂肪は体に良くないらしい」ことは多くの人が認識しているが、痛くもかゆくもないので放置しがち。しかし、その影響は予想以上に大きく、近年の研究では、血管を傷めるのはもちろん、がんや認知症、頻尿などにも関係することが明らかになっている。本特集では、20万人以上の人間ドック・健康診断を行ってきた内科医で予防医学のプロフェッショナル・奥田昌子さんに、内臓脂肪の正体と、その落とし方を詳しく聞いていく。
内科医・医学博士
