高齢化で急増!「やがて脳梗塞を起こす不整脈」は無症状でも危険
第3回 カテーテル治療で根治も? 心房細動の治療は年々進化
梅方久仁子=ライター
ワルファリンに代わる新薬の登場で、血栓の予防が急速に進んだ
その新しい薬というのが、「直接経口抗凝固薬」と呼ばれる種類の薬だ(*4)。現時点で4種類あり、服用方法や副作用は少しずつ異なるが、どれもワルファリンよりはずっと使いやすい。受診の度に採血する必要はなく、食事制限も必要ない。ワルファリンよりも脳出血が起こりにくいなどのメリットがある。ただし、腎臓の機能が極端に悪いなど、利用できない場合もある。