高齢化で急増!「やがて脳梗塞を起こす不整脈」は無症状でも危険
第3回 カテーテル治療で根治も? 心房細動の治療は年々進化
梅方久仁子=ライター
年齢を重ねるほど心房細動の発症リスクは上がる
心房細動は、心臓の持病(心筋梗塞、心不全、弁膜症など)がある人や、糖尿病や高血圧の人などに起こりやすい。「心房細動は、一種の生活習慣病です。肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧といった病気を放置していると、動脈硬化が起こって脳梗塞や心筋梗塞へと進んでいきますよね。心房細動も同じです。肥満や糖尿病が原因で血管が老化して硬くなると、心房細動へとつながります」(山下さん)。