男なら避けられない!? 迫り来る前立腺肥大症と前立腺がんの脅威
第1回 人生100年時代ならではの前立腺の病気は早期発見がカギ
田中美香=医療ジャーナリスト
つまり、検査がさらに普及すれば、罹患者数はまだまだ増える可能性があるというわけだ。そして、大堀さんによると、なるべく早く、小さいうちに前立腺がんを見つけることが重要だという。
「前立腺がんは、進行すると、骨に転移しやすいという特徴があります。そうなると骨から出る神経が麻痺して痛みが出て、歩けなくなったりします。もし40~50代で前立腺がんが見つかったら、早期であればあるほど前立腺がんを手術で取り除いて治る可能性が高く、神経や性機能も温存しやすいのです」(大堀さん)