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そのもの忘れ、本当に認知症?

歳をとると発症しやすい! 「老年期うつ病」という盲点

第3回 うつ病、老年期精神病、パーキンソン病…こんなにある認知症もどき

 伊藤和弘=ライター

うつ病と認知症、症状にどんな違いがある?

 うつ病と認知症は症状がよく似ていることが多いとはいえ、よく観察すると、もの忘れに対する自覚や対応などに違いがある。詳しく見ていこう。

 まずは、「もの忘れ」の性質の違いだ。うつ病になるともの忘れも増えるが、それは記憶力の低下よりも不安や悩みに気を取られることが背景にある。忘れてしまったことをとても気にして「自分は認知症ではないか」と不安に思うことも多い。一方、認知症のもの忘れは脳の認知機能自体の問題に起因するもので、進行すると、もの忘れをしたこと自体を忘れてしまう。このため病状が進行するほど、もの忘れを気にしなくなっていく。


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