メガネだけじゃない! 専門医が教える「最強の老眼対策」選び
第2回 老眼の最新治療のメリット・デメリットとは?
梅方久仁子=ライター
老眼対策選びの基本は「完璧を求めないこと」
「遠近両用眼鏡など、さまざまな老眼対策をうまく使いこなすためには、最初に理解していただきたいポイントが2つあります。1つは、どんな方法であっても、若いころと同じようにピント調節力が戻るわけではないということです」。平松さんはそうアドバイスする。最新の眼内レンズ挿入術を含め、どの対策にも限界はあり、近くから遠くまで、すべての距離にばっちりピントが合うようになるわけではない。期待が大きすぎると失望につながりやすいので、まずはこの点を踏まえることが重要だ。