「眠りたいのに眠れない!」悩み解消の鍵は、光、体温、筋弛緩にあった
第2回 最新の研究から分かった、医学的に正しい快眠法とは?
伊藤和弘=ライター
「脳の温度」を上手に下げることが、眠りにつきやすいポイント
「眠りにつきやすく」なる対策、その2つ目は「脳の温度(深部体温)」を上手に下げることだ。
前回も触れた通り、メラトニンというホルモンが分泌されて眠気を感じると、脳の温度(深部体温)を下げるために、手足の血行が良くなって体内の熱が放出される。熱を逃がして冷却された血液が脳に戻ると、冷えた血液によって脳がクールダウンする。