「のど」と呼吸筋を鍛えて“肺炎”から身を守る3つのトレーニング
第2回 肺炎球菌ワクチンと口腔ケアも極めて重要
伊藤和弘=フリーランスライター
呼吸筋を鍛えて咳反射をスムーズに
トレーニングの3つ目は、咳反射がスムーズに起こるように呼吸筋を鍛えること。第1回で詳しく解説したように、病原菌の肺への侵入を阻止するためには咳反射は必須だ。「スムーズに咳反射をするためには、肋骨を動かす肋間筋や横隔膜といった呼吸筋が重要となります。この呼吸筋が衰えると肺活量が落ちて、気道に異物が入ったときの咳反射もうまくできなくなります」(大谷さん)