寝たきりを招く「転倒」リスクは、「ぬかづけ」で減らす
第3回 意外に知らない転倒スポット、転倒の「外的要因」を正しく理解する
柳本 操=ライター
もちろん、「ぬ・か・づけ」を意識しなければならないのは高齢者だけではない。
「高齢者に限らず、子ども、若い世代であっても『ぬ・か・づけ』の場所では転倒の危険があります。骨折はもちろん、命に関わる頭や首の大ケガも起こりえます。予期せぬ出来事のため、とっさに受け身をとれず、勢いよく転び、頭部や頸部を打ち付けたり、切って大出血する事故が発生しているのです」(武藤さん)