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「スマートリィ・エイジングEXPO」レポート

名医が勧める「男性ホルモン値を上げる10カ条」とは?

第2回 ホルモンを味方につける男性のためのアンチエイジング入門

 伊藤和弘=フリーランスライター

命にもかかわる“男性更年期”

 個人差は大きいが、一般に年を取るとテストステロンの分泌は減っていく。また、ストレスも強く影響する。ストレスが視床下部から脳下垂体に作用し、精巣でテストステロンが作られる量が減るのだ。帝京大学で行われた調査では、60代以上よりも40~50代男性のテストステロン値が低かった(*6)。仕事のストレスが原因ではないかと考えられている。

40~50代のテストステロンが低い
唾液中のテストステロンを測定したところ、40~50代が60代以上より低いという結果になった。ストレスの影響があると見られている。The Journal of Men's Health & Gender 2007;4(2):149-155
[画像のクリックで拡大表示]

 最近よく耳にする“男性更年期”とは、加齢やストレスによってテストステロンが著しく減ってしまった状態。医学的にはLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれる立派な病気だ。

 気持ちが沈む、やる気が出ない、よく眠れない、頭が痛い、疲れやすいなど、テストステロンが減ることで心身に多くの不調が表れる。

 テストステロンが低い人は内臓脂肪が増える(*7)ので、生活習慣病にもなりやすくなる。「実際、テストステロンを補充すると、脂肪が減って筋肉が増えます」と堀江さん。国民健康・栄養調査によると、今世紀に入ってから中高年男性の肥満が増えているが、ストレスによって全体にテストステロンが減っているのかもしれない。

 「転倒、骨折をしやすく、要介護の大きな原因となるサルコペニア(筋肉の減少)にもテストステロンが関係しています」(堀江さん)

 不調だけに留まらず、テストステロンが低い男性は寿命が短いことも分かっている(*8)。高血圧、糖尿病、がん、心臓病などのリスクが軒並み高くなるためで、テストステロンの低下は命にかかわる問題なのだ。

*6 The Journal of Men's Health & Gender 2007;4(2):149-155
*7 Metabolism. 1990;39(9):897-901
*8 Arch Intern Med. 2006;166(15):1660-5
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