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医者がマンガで教えるがん検診の受け方、使い方

肺がんだけじゃない? タバコの本当の怖さを知っているか

肺がん(第1回)

 近藤慎太郎=医師兼マンガ家

 では、タバコを吸うとどのくらい肺がんのリスクが増えるのでしょうか。

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受動喫煙が乳幼児に与える影響は

 では次に、受動喫煙のリスクについて説明しましょう。

 受動喫煙を受けた人は、受けていない人に比べて、肺がんのリスクが1.3倍に上昇します(*4)。ただし、これも「平均するとこれくらい」という話であって、ブリンクマン指数と同様に、受動喫煙の程度がひどければ、それに比例してリスクが上昇すると推測されます。

 また、ここで特に伝えたいのは、「乳幼児に対する影響」です。

 妊婦や乳幼児が受動喫煙を受けることによって、早産や低出生体重児、気管支炎、肺炎、気管支喘息、中耳炎のリスクが1.5~2倍も増えると報告されています(*5)。さらに、何の予兆も既往歴もない乳幼児が睡眠中に死亡する原因不明の病気である「乳幼児突然死症候群(SIDS)」は2~5倍に増えます。

 ちなみにSIDSを避けるには、うつぶせ寝をしないことと母乳の栄養、そして禁煙が有効だと言われています(*6)。

 子供は何でも口に入れるので、時に誤飲事故も起こります。

 その中で最も頻度が多いのも、やはりタバコなのです(*7)。大人は「タバコの煙を嗅ぎたくない」と思えば自分で避けることができます。けれど親に依存する幼児や身動きもままならない乳児は、避けたいと思っても避けることができません。受動喫煙で最も被害を受けるのは子供たちなのです。

 受動喫煙を通して、他者に病気のリスクを押しつけることなどあってはなりません。そう考えると、「喫煙者はリスクを承知でタバコを吸っている。自己責任なのだから放っておけばいい」というロジックも、少し違うのではないかと思います。

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