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BODY CARE 「匂いと健康」の驚きの関係

 夏につきものの悩みといえば、大量の汗と「匂い」だろう。夏は薄着になることもあって、他の人の体臭が気になるシーンが増える。通勤電車などで“におう”人の近くにあたってしまうとつらい。一方で、自分の匂いを気にする人も増えている。最近では中高年以上の「加齢臭」の認知が広まり、加齢臭は嫌な匂いの代表例となった。自分の加齢臭で周りに迷惑をかけているのでは…と気にする人も多いだろう。

 このように、昨今、厄介者扱いされがちな匂いだが、実は匂いには重要な効果、役割もある。その一例として、高齢者が匂いを感じなくなってきたら、それは認知症の初期症状の可能性があるという。さらに、嗅覚の有無が死亡率とも関係するという研究結果があるというのだから、これは聞き捨てならない。そこで今回の記事では、人間が匂いを感じるメカニズムから、匂いや認知症の関係などを、匂いのプロフェッショナル・東京大学大学院農学生命科学研究科教授の東原和成さんに聞いていく。

東原和成(とうはら かずしげ)さん
東京大学大学院農学生命科学研究科教授

JST ERATO 「東原化学感覚シグナルプロジェクト」研究統括

東原和成(とうはら かずしげ)さん 1989年東京大学農学部農芸化学科卒業後、アメリカへ留学し化学分野で博士課程を修了、デューク大学医学部博士研究員を経て1995年帰国。神戸大学バイオシグナル研究センター助手、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻助教授などを経て、2009年より現職。2013年より中国浙江大学客座教授も兼任。

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