夏場に多い「脱水」が引き起こす病気といえば、真っ先に思い浮かべるのは熱中症だろう。だが、実はそれだけではないのをご存じだろうか。脱水症は、脳梗塞、心筋梗塞、肺炎など、時に命にかかわる危険な病気を引き起こす、健康長寿の大敵だ。本特集では、脱水症の啓発活動に取り組む、済生会横浜市東部病院患者支援センター長兼栄養部部長の谷口英喜氏に、猛暑で急増している脱水症やその一歩手前の「かくれ脱水」の怖さと、誤解されることの多い「正しい水分の摂り方」を詳しく聞いていく。
済生会横浜市東部病院(横浜市鶴見区)患者支援センター長兼栄養部部長
