骨ごと食べるサバ缶ならロコモ予防、ストレス軽減にも!
サバ缶のここがスゴい【後編】 名医が太鼓判! 健康効果を上げる食べ方
日経おとなのOFF
今、日本で最も多く生産されているのは、ツナ缶ではなくサバ缶だということをご存じだろうか。サバ缶人気が高まっている。理由を探ると、サバ缶は、生食以上に“いい成分”をたっぷり含む天下無双の食材だということが分かった。前編に引き続き、日経おとなのOFFムック『毎日、サバ缶』よりお届けする。

![]() | ロコモ予防 骨ごと食べてカルシウムを補給! |
サバ缶の食材としての魅力の一つは、皮も身も骨も血合いも脂分も、丸ごといただけるということ。「缶詰に加工する際に、圧力をかける処理を加えることによって、軟らかくなった骨ごと食べることができる。これは、刺し身や焼き魚にはない利点です。皮の周囲にはコラーゲンもたっぷりと含まれています」と早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の矢澤一良さん。
栄養成分から見ると、生のサバよりも水煮缶に豊富なのが、カルシウムとビタミンDだ(表)。
筋肉や骨、関節などに障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下するのが「ロコモティブシンドローム」。サバ缶には、これらを改善する栄養素が満遍なく含まれる。
また、筋肉や関節などの材料となるタンパク質の源としてもサバ缶はお薦め。1缶当たりに含まれるタンパク質は20~40gで、1食当たりでとりたいタンパク質(*1)を十分に得ることができる。カルシウムと、その吸収を促すビタミンDもセットで取れば、若々しい体を維持できる。
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