「血巡りスイッチ」で血流を増やし、血圧を下げる!
第3回 毎日数分、ツボ押しのススメ
田中美香=医療ジャーナリスト
ふくらはぎをパンパンたたいても降圧効果が期待できる
血圧のコントロールが期待できるポイントは脚にもある。それが、「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎだ。
ふくらはぎは、血流と深い関わりがある場所。全身の血液は、心臓から送り出されては指先などの末梢から戻るという循環を続けていて、下半身の血液を心臓へと押し戻す役割を担うのがふくらはぎの筋肉だ。そのため、ふくらはぎを刺激すると、血管が拡張して血液を送るポンプ機能が高まり、血液循環がよりスムーズになっていく。就寝前にふくらはぎを刺激すれば、足の疲れが取れて安眠効果も期待できる。