実践! 膝の痛みを自力で治す「痛みナビ体操」
第2回 「動かして楽になる方向に動かす」が基本、こまめにトライ!
塚越小枝子=フリーライター
今、膝の痛みに悩んでいる人も、自宅でコツコツ「痛みナビ体操」を続ければ、痛みが和らぎ、手術をせずに一生元気に歩き続けられるかもしれない。痛みの原因部位を推定する「痛みナビ診断」をご紹介した第1回に引き続き、今回はいよいよ「痛みナビ体操」の実践編をお届けする。
膝の痛みに悩んでいる人に一度お試しいただきたいのが、お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック院長の銅冶英雄さんが提唱する「痛みナビ体操」。第1回でご紹介した「痛みナビ診断」で、自分の痛みがどのタイプかを確認したら、それに対応する体操を行っていこう。いずれもとてもシンプルな動きなので、すぐに取り入れられるはずだ。
腰を動かして痛みが改善するタイプにはこの体操!
腰を後ろに反らすと改善する「後屈改善型」の人には⇒「壁反らし体操」
1日の目安:10回1セット×5~6回(3時間おきが理想)

1
壁から半歩~1歩離れ、両足を肩幅に開いて立つ。あごを引き、顔をまっすぐ前に向け、壁に両手を着く。
2
両手を壁についたまま腰を前に反らす。力を抜いてできるだけたわませ2~3秒保った後、ゆっくり元の位置に戻す。
※肘や膝が曲がらないように注意。反動をつけずにゆっくり動かす。